2026.06.09
GA4でサイト分析をする手順|初心者が最初に見るべき5つの指標
GA4でサイト分析を始めたいけど、どの数値を見ればいいかわからない。そんな初心者向けに、最初に確認すべき5つの指標と、それぞれの読み方・活用法を実務目線で解説します。
GA4の基本画面構成(3分でわかる)
GA4(Google Analytics 4)の管理画面は5つのメインメニューで構成されています。
ホーム
サイト全体の概況が一覧で確認できるダッシュボードです。直近のセッション数・コンバージョン数・主要指標の推移が表示されます。
レポート
ユーザー属性・集客・エンゲージメント・収益化・維持率など、カテゴリ別の標準レポートが揃っています。初心者はまずここから始めます。
探索
標準レポートでは見えない深い分析(ファネル・パス・コホート)をカスタマイズして行えます。慣れてきたら活用しましょう。
広告
Google広告との連携データを確認できます。広告効果の測定に使います。
管理
プロパティ設定・コンバージョン設定・フィルタ設定などの管理機能です。
初心者はまず「レポート」メニューを中心に使いながら、基本的な指標の読み方を習得することから始めましょう。
最初に見るべき5つの指標
① セッション数
「サイトへの訪問回数」を表す指標です。同じユーザーが同じ日に2回訪問すると、セッション数は2になります。
読み方:前週・前月と比較して増減を確認します。大幅に減った場合は流入チャネルの問題(広告停止・SEO順位下落等)が考えられます。
見る場所:レポート → 集客 → 概要
② エンゲージメント率
「10秒以上の滞在・2ページ以上の閲覧・コンバージョンのいずれかが発生した」セッションの割合です。旧UAの直帰率の逆数に近い概念で、サイトへの関与度を示します。
読み方:一般的に50〜70%が目安ですが業種によって異なります。低い場合はランディングページの内容がターゲットとミスマッチな可能性があります。
見る場所:レポート → エンゲージメント → 概要
③ コンバージョン数
「お問い合わせ」「購入完了」「資料ダウンロード」など、サイトの目標として設定したアクション of 達成数です。サイトの成果を直接的に示す最重要指標です。
読み方:目標値と比較し、達成状況を確認します。コンバージョンが設定されていない場合はまず設定することが優先です。
見る場所:レポート → エンゲージメント → コンバージョン
④ 流入チャネル別セッション
どこからユーザーが来ているかを示す指標です。Organic Search(SEO)・Paid Search(リスティング広告)・Direct(直接アクセス)・Organic Social(SNS)・Referral(他サイトからのリンク)などのチャネルに分類されます。
読み方:どのチャネルが主要な集客源かを把握します。特定チャネルへの依存が高い場合はリスク分散が必要です。広告チャネルのセッション数と費用を合わせて見ることでCPAの計算もできます。
見る場所:レポート → 集客 → トラフィック獲得
⑤ ランディングページ別パフォーマンス
ユーザーが最初に訪れたページ(ランディングページ)ごとのセッション数・エンゲージメント率・コンバージョン率を確認できます。
読み方:セッション数が多いのにコンバージョン率が低いページは改善優先度が高いです。逆にコンバージョン率が高いページの特徴を他のページに応用することも有効です。
見る場所:レポート → エンゲージメント → ランディングページ
5指標の読み方|良い状態・悪い状態の判断基準
各指標の一般的な目安と「要改善」のサインを整理します。
| 指標 | 良い状態 | 要改善サイン |
|---|---|---|
| セッション数 | 前月比で増加傾向 | 2週間以上の連続減少 |
| エンゲージメント率 | 50〜70%以上 | 30%以下 |
| コンバージョン数 | 目標値を達成 | 3ヶ月連続で目標未達 |
| 流入チャネル | 複数チャネルで分散 | 1チャネル依存80%以上 |
| LP別CV率 | 主要LPで2%以上 | 1%未満が複数ページ |
ただし業種・サービス内容・集客方法によって数値の適正値は大きく異なります。業種別の平均値を調べながら、自社の目標値を設定することが重要です。
指標を見た後の改善アクションの流れ
GA4でデータを確認した後、どう改善に活かすかがマーケターの腕の見せどころです。基本的なPDCAフローは以下の通りです。
STEP1 データ確認
5つの指標を週次・月次で確認し、前期比で大きな変化がないかをチェックします。
STEP2 課題発見
「コンバージョン率が下がった」「特定チャネルからの流入が減った」などの課題を特定します。
STEP3 仮説設定
課題の原因として考えられる仮説を複数立てます。「LPのファーストビューが訴求とズレている」「広告の入札が下がってリーチが減った」など。
STEP4 改善実施
優先度の高い仮説から順に改善策を実施します。1つずつ変更することで効果の因果関係が明確になります。
STEP5 効果測定
改善後のデータを再確認し、効果があったかどうかを検証します。効果があれば横展開、なければ別の仮説を検証します。
IMA検定でGA4分析をより深く学ぶ
今回紹介した5指標はGA4の入口です。実務で求められるスキルはさらに深い内容をカバーします。
- 探索レポートの活用:標準レポートでは見えないファネル分析・パス分析・コホート分析が行えます。「ユーザーがどこで離脱しているか」を詳細に把握できます。
- コンバージョン設定:フォーム送信・電話クリック・スクロール深度など、自社の成果指標に合わせたコンバージョン設定の方法を習得します。
- 広告連携分析:Google広告とGA4を連携させ、広告別・キーワード別のコンバージョン効果を詳細に分析します。
- AIエージェントを使った数値分析:IMA検定の2026年版カリキュラムでは、AIエージェントを使ってGA4データを分析し、課題発見・改善案提示を効率化する実践ワークフローも学べます。
よくある質問
Q. GA4のエンゲージメント率とはどういう意味ですか?
A. エンゲージメントセッションの割合を示す指標です。10秒以上の滞在・2ページ以上の閲覧・コンバージョンのいずれかが発生したセッションをエンゲージメントセッションといい、サイトへの関与度を示します。一般的に50〜70%が目安ですが業種によって異なります。
Q. GA4でUAと数値が違うのはなぜですか?
A. GA4とUAはセッションの定義・データ取得の仕組みが根本的に異なるため、同じサイトでも数値に差が出ます。UA時代のデータとの単純比較はできません。GA4の数値を基準にした独自の目標値を設定することが重要です。
Q. GA4のコンバージョン設定はどうすればいいですか?
A. GA4管理画面の「イベント」から、成果として計測したいアクション(フォーム送信・購入完了・電話クリックなど)をコンバージョンとしてマークします。設定方法の詳細はIMA検定のカリキュラムで実務演習形式で学べます。
まとめ
GA4でサイト分析を始める際に最初に見るべき5つの指標は以下の通りです。
- セッション数:訪問量の把握
- エンゲージメント率:サイトへの関与度
- コンバージョン数:成果の直接的な指標
- 流入チャネル別セッション:集客源の把握
- ランディングページ別パフォーマンス:改善優先ページの特定
この5指標を週次・月次で確認し、PDCAを回すことがサイト改善の基本です。GA4分析をもっと深く学びたい方はIMA検定のStandardコースへ。無料体験で探索レポート・コンバージョン設定・広告連携まで実務演習で習得できます。
